除湿機をデシカント式からコンプレッサー式に換えたら、電気代が激減した話


飛び跳ねる水

除湿機を使うときには、「コンプレッサー式」と「デシカント式」のふたつをうまく使い分けると、
電気代を、大きく減らせるかもしれません。

 

除湿機はとても便利です。

私は、洗濯したあとの衣類を、室内で乾かすために使っているのですが、
じめじめする季節の、浴室のカビ予防であったり、部屋の快適さアップだったり・・・と、
いろいろな用途に使えます。

室内干しの除湿に除湿機を使うと、季節を問わずかんたんに乾かせますし、
洗濯物が飛んでいく心配や、雨がくるので取り込む・・といったことも必要なく、
乾いたあとの洗濯物はたたむことなくそのまま使うようにすれば、洗濯物にかかわる手間が激減しますので、
とても気に入っています。

 

除湿機を使わずそのまま部屋干しすると、服によっては数日たっても乾いてくれないことも多く、
カビの原因になったりもするのでなかなか難しいとは思うのですが・・・

除湿機を使えば、夜に干した洗濯物は、かなり分厚いものであっても次の日の朝までには乾いているので、
まったく不便がありません。

 

・・・と、除湿機はかなり便利なアイテムではあるのですが、
電気代が、けっこう高いのがデメリットです。

単位時間あたりの電気代は、そこまででもないのですが・・・
長時間オンにするものですので、総合的には、けっこういってしまうのですね。

しっかりと除湿をするためには、ある程度の電気を使ってしまうのは、
しょうがないとは思うのですが・・・

実は除湿機では、「デシカント式」と「コンプレッサー式」の両方を持ち、状況に応じて使い分けることで、
電気代を最小限におさえることができたりします。

 

要点をざっくりとまとめますと・・・

デシカント式とコンプレッサー式とでは、「コンプレッサー式」のほうが、
時間あたりの電気代が1/2くらいと安く、しかも除湿能力が2倍くらい高いです。

電気代あたりの除湿能力は、4倍くらい・・ということですね。

 

ここだけを見ると当然、コンプレッサー式を使うほうがいい!!・・となるのですが・・
コンプレッサー式には、「寒ければ寒いほど能力が低下する」という弱点があります。

そのため真冬など、寒い季節だと、ほとんど能力は発揮できません。

 

対してデシカント式は、寒い環境でも変わらず、能力を発揮することができます。

 

以上より、結論をざっくりと言いますと・・・

除湿機は、「春・夏・秋はコンプレッサー式を使い、冬だけデシカント式を使う」というのが、
いちばん効率のいい使い方になってくるのです。

 

少し詳しく解説をしますと、
デシカント式は、湿った空気をヒーターで加熱し乾燥させることで、
空気から湿気を取り除いています。

ヒーターを使うので、電気代はかなり割高になります。

また、ヒーターを使うので室温は上がってしまいます。
そのため夏に不向きで、冬に向いているのです。

 

対してコンプレッサー式は、空気を冷やすことで結露させて、
それによって空気から湿気を取り除いています。

ちょうど、エアコンの除湿機能と同じようなかんじですね。

ヒーターを使わないので、電気代はデシカント式に比べればかなり安くなります。
加えて、部屋の温度を下げることになりますので、夏でも問題なく使えます。

しかし冬には、すでに空気がとても冷たいので、それ以上冷やすことは難しく、
そのためまともに除湿してくれなくなるのです。。

 

それでは実際に、電気代や除湿能力は具体的に、どのくらい違ってくるのでしょうか。

デシカント式とコンプレッサー式の除湿機をひとつずつ所有していますので、
実際に比較し、検証してみました。

デシカント式とコンプレッサー式の除湿機

左が、アイリスオーヤマの「DDB-20」というデシカント式の除湿機、
右が、コロナの「CD-P63A」というコンプレッサー式の除湿機ですね。

 

左の、デシカント式の消費電力は、公式サイトで確認し350Wでした。

対して右の、コンプレッサー式の消費電力は、175-185Wですね。

それぞれ、ワットモニターを使って実際の消費電力を計測してみたのですが、
だいたい、そのくらいの消費電力でした。

 

そして除湿能力なのですが・・・
デシカント式の方の定格除湿能力(1日で除湿できる水分量)は、公称で2.0Lです。

対してコンプレッサー式のほうは、5.6-6.3Lです。

実際に使ってみても、除湿タンクに貯まる水の量は、だいたいそのくらいだと思います。

そのためこの2機種であれば、除湿能力にはだいたい3倍の差があるということになります。

 

総合すると、この2機種を比較する限りでは、電気代あたりの除湿能力は、
コンプレッサー式はデシカント式の6倍もある・・と言えます。

 

いちおう追記として、デシカント式はヒーターを使いあたたかい空気を出すので、
ドライヤーは暖かい風のほうがはやく乾くように、
あたたかい空気を出すデシカント式のほうが乾きやすい、ということはあるのでしょうが・・・

まあ、何倍もの能力差の前では、たいした要素ではないと思います。

 

以上のように、デシカント式とコンプレッサー式とのあいだにはとても大きな差があり、
コンプレッサーが有効に働かなくなる冬以外には、
基本的にコンプレッサー式を使うべきだ、と言えると思います。

冬場に除湿が必要なときだけ、デシカント式を使います。

 

「除湿機をふたつ持つ」ということについてですが・・・
上に挙げました機種ですと、それぞれ1万円程度で買えますので、
ふたつ買うことによるコストアップは大したことない、と思います。

持つ除湿機がコンプレッサー式だけだと、冬には洗濯物を乾燥させることができなくなり、
デシカント式だけを一年中使うと、かなりの電気代の無駄が発生してしまいますので、
そういった状況に比べると、ふたつ持つコストは安いものだ・・と思います。

 

ハイブリッド方式という、いつもはコンプレッサー式として働き、
寒いときだけデシカント式として働く・・というタイプのものもあるのですが、
個人的jには、それぞれの方式の除湿機をひとつずつ持つほうがいいと思います。

ハイブリッド方式の除湿機はやたらと高価ですし、
2つの機構のうちどちらかひとつが壊れてしまっただけで、高価な本体がまるごと買い替えになってしまうのです。。

 

私はこの記事で書いたようなことを、以前は知らなかったので、
じつは何ヶ月ものあいだ、デシカント式の除湿機だけを使っていました。。

そのためかなりの電気代を、無駄にしてしまっていたと思います。。

 

このブログを訪問してくださった方には、同じミスが起きないことを願って、
この記事を書いてみました。

参考になれば幸いです。


運営者:ドクターゆう

 

 
【年齢・性別】30歳台、男性

【資格】
◇医師(総合内科)
◇医学博士
◇適正姿勢指導士・ストレッチトレーナー(日本ストレッチトレーナー学院認定)

【リアル世界での活動】
◇現在は産業医として、企業への健康情報提供などを中心に活動をしている。
◇過去に、総合病院の内科医・研究員としての職務歴あり。

【簡単なプロフィール】
医師として医学を学んできたにも関わらず、自身の、長年続く頭痛を治すことはできず、悩む。

姿勢・ストレッチ、といった領域に興味を持ち、自分なりに実践を重ねることで、
頭痛のほぼ完全な解消が実現する。

現在は姿勢やストレッチを、頭痛に限らない「不調に悩まされない、幸せな生活の基本」と考え、日々、試行錯誤を繰り返している。

これまでに得た情報や、今後さらに学ぶことを発信していくため、このブログを始め、運営している。

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