姿勢に腹筋は不要!?そこを鍛えすぎると猫背に・・!


腹筋を鍛える女性

腹筋は、筋トレで鍛える場所としてポピュラーな場所ですが・・・

腹筋の「鍛え方」を間違えると、どんどん猫背になってしまい、
肩こりや腰痛などなど、いろいろな不調を起こしてしまうことがあります。

 

筋トレ!といえば、まず、どこの筋肉が思い浮かびますか?

私の場合は、二の腕・・つまり上腕二頭筋と、
腹筋・・・つまり腹直筋が思い浮かびます。

上腕二頭筋のイラスト

腹直筋のイラスト

特に、割れた腹筋に見せるための部分・・「腹直筋」は、
「マッチョの筋肉」としてすごくポピュラーだと思います。

筋トレ好きな方であれば、ここを重点的に鍛えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

割れた腹筋は「シックスパック」などと言われ、なかなかにかっこいいものです。

男性であれば、割れた腹筋にあこがれることも多いのではないでしょうか。

 

からだを鍛えると、からだは強くなるので、姿勢はよくなる!と思われるかもしれません。

しかし・・・実は、筋トレには「罠」があり、
「鍛え方」を間違えてしまうと、鍛えたはずの筋肉によって、むしろ姿勢を崩されてしまうのです。。

姿勢を崩されてしまうと、スタイルも悪く見えてしまいますし、
スポーツなどされているのであれば、パフォーマンスが下がる可能性はじゅうぶんにあります。

 

そして・・・割れた腹筋をつくるための「腹直筋」は、鍛えすぎるとすごく姿勢を崩しやすい筋肉なのです。

 

腹直筋の場所

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

腹直筋がついている場所は、上の画像のとおりで、
ざっくり言うと「肋骨」から「恥骨」にかけてついています。

もっとざっくり言うと、胸から骨盤にかけて、ですね。

 

そして筋肉は、「収縮」するものですので、
あまりに強く使いすぎると、縮みきってしまいます。

 

腹直筋で曲がる体幹

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

腹直筋は、胸から骨盤にかけてついていますので、
これが収縮しきった状態になると、上の画像のように、胸と骨盤が近づいていきます。

そして胸と骨盤が近づけば、当然、猫背になるのです。

 

全身をバランスよく鍛えれば、そんなに悪い影響はないのですが・・・
「腹直筋」だけを、他の場所とのバランスなど考えずに鍛えまくると、
こんな感じで猫背になっていくのです。

 

すごくマッチョで、でかい筋肉を持っているんだけど、
なぜか、ひどい猫背になってしまっていたり、ひどい肩こりや慢性的な腰痛がある・・という方には、
こういうことが起きている可能性があります。

 

しかし・・・私はこの記事で「だから、腹直筋を鍛えてはいけません!」と言いたいわけではないです

腹直筋を鍛えるとしたら、ちゃんと「猫背にならないための知識」を同時に持っておけば、
たいした問題にはならないのです。

 

それでは・・・腹筋を鍛えながらも、猫背にならないようにするには、
どういうことに気をつければいいのでしょうか?

今回は、ふたつ、紹介したいと思います。

 

ひとつめは、腹直筋だけじゃなく、おなかの「コルセット系の腹筋」も同じくらい鍛えることです。

 

腹直筋が、おなかにタテについているのに対して、
コルセット系の腹筋は、おなかに「ヨコ」方向についています。

 

コルセット筋

Windows用アプリケーション「ヒューマン・アナトミー・アトラス」より引用

 

上の画像のような感じですね。

名前としては「腹斜筋」や「腹横筋」といったものになります。

これらコルセット筋は、おなかを縮めて猫背にしてしまう腹直筋とは真逆で、
おなかが縮まないようにキープし、姿勢をよくする効果があります。

そのため、筋トレのときにはこういった筋肉もバランスよく鍛えておくことで、
鍛えれば鍛えるほど猫背に・・!というのを、防げるようになるのです。

 

おなかの鍛えすぎて猫背になるのなら、反対の「背筋」を鍛えればいいのではないか、と、
もしかしたら思われるかもしれませんが・・・

この「コルセット筋」は、姿勢キープという視点からは、背筋を鍛えるよりずっと有効です。

なので鍛えるなら、こっちを鍛えるほうがおすすめです。

 

コルセット筋の鍛え方というのも、いろいろあるのですが・・・

例えば「サイドプランク」といったものが有名ですね。

サイドプランクのイラスト

画像のような姿勢になり、たとえば10秒キープして、こんどは逆側・・といった感じです。

筋トレの方法については、「腹斜筋 腹横筋 筋トレ」「コルセット筋 鍛え方」などといったキーワードで検索すれば、
たくさんでてきますので、ご自身に合った方法を採用していけばいいのではないかと思います。

もし、ジムでプロのトレーナーに教えてもらえる状況なのであれば、
トレーナーに相談するのがいちばんでしょう。

 

 

そして、ふたつめなのですが・・・

腹直筋を鍛えたら、そのあとにストレッチすることです。

 

筋肉は、強い負荷をかけて鍛えつづけると、がちがちに縮みきってしまいます。

1回くらいであればたいした問題はないのですが、
何度も何度も、強い負荷で縮めつづけると、猫背を起こすレベルで縮んでしまうのです。

そして、縮みきってしまう筋肉は、じゅうぶんにストレッチををすれば伸ばすことができます。

反ってストレッチのイラスト

方法はいろいろあるのですが・・・
たとえば、上の画像のように、からだを反らせるようにしておなかを伸ばすストレッチが有効でしょう。

しかしながら、やり方を間違えると腰を痛めてしまうストレッチにもなるので、
「腰を反らせる」ことなく、あくまで「おなかを伸ばす」ように心がけると、うまくいくかもしれません。

こちらも、もしジムのトレーナーなどに教えてもらえる機会があれば、
ちゃんと教えてもらうほうがいいでしょう。

 

腹直筋は、あまり考えずに鍛えまくってしまうと、
姿勢を致命的に崩してしまい、むしろスタイルや健康にとって逆効果・・ということになりかねない場所です。

しかし、そういうことをちゃんと知って、ちゃんとフォローするようにしていれば、
鍛えてはいけない!なんてことはありません。

 

「筋トレによる猫背」は、けっこう起きやすく・・

これが起きないよう筋トレするのが、実はかなり重要だったりします。

そのためおなかを鍛えるときは、腹直筋だけにかたよりすぎないよう気をつける・・・などなど、
筋トレによる猫背を起こさないように気をつけるようにしたほうがいい、と思います。


運営者:ドクターゆう

 

 
【年齢・性別】30歳台、男性

【資格】
◇医師(総合内科)
◇医学博士
◇適正姿勢指導士・ストレッチトレーナー(日本ストレッチトレーナー学院認定)

【リアル世界での活動】
◇現在は産業医として、企業への健康情報提供などを中心に活動をしている。
◇過去に、総合病院の内科医・研究員としての職務歴あり。

【簡単なプロフィール】
医師として医学を学んできたにも関わらず、自身の、長年続く頭痛を治すことはできず、悩む。

姿勢・ストレッチ、といった領域に興味を持ち、自分なりに実践を重ねることで、
頭痛のほぼ完全な解消が実現する。

現在は姿勢やストレッチを、頭痛に限らない「不調に悩まされない、幸せな生活の基本」と考え、日々、試行錯誤を繰り返している。

これまでに得た情報や、今後さらに学ぶことを発信していくため、このブログを始め、運営している。

最近の投稿
カテゴリー
サイト内検索

ページの先頭へ